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持ち家と賃貸、ぶっちゃけどっちの方がお得なの!?

困ってる人
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マイホームに憧れてるけど、賃貸の方がお得っていう意見もよく聞くし・・・

ぶっちゃけコスパで言ったら持ち家と賃貸、どっちがお得なの?

住み続けることを前提にすれば、持ち家の方がお得です!

管理人
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この記事を読んでわかること

  • 持ち家よりも賃貸の方が高くなる理由
  • 持ち家と賃貸ではいくらくらい違いが出るのか

同じ家なら確実に賃貸の方が高くなる

まず、そもそもの仕組みから言って賃貸の方が安くなることはあり得ません。

「持ち家だと固定資産税がかかる」とか「修繕費などがかかる」などと言われますが、それらは当然賃貸の場合でもかかります。

直接支払うのは大家さんかもしれませんが、それらを全てひとまとめにして、家賃という形で住んでる人が支払っているのです。

多くの場合は大家さんもローンを組んで賃貸物件を購入していますので、金利も発生しています。

賃貸物件の購入には、持ち家の購入の時のような金利の優遇制度もないので、持ち家で買う場合の0.4%などの金利とは違い、2%などの高い金利がかかります。

例えば5,000万円の家を35年ローンで買う場合、金利0.4%なら月々約128,000円ですが、2%なら月々約166,000円になります。

この差が家賃に乗っかってくるので、それだけでもかなりの差が出てきます。

賃貸経営の場合は住宅ローン減税もありません。

住宅ローン減税は、最大で500万円近く減税されるので、この差もかなり大きいです。

賃貸はそこへさらに大家さんの利益や管理会社の利益が乗っかるので、持ち家より安くなるわけがないのです。

持ち家と賃貸で差が出る部分

  • 住宅ローン金利
  • 住宅ローン減税
  • 大家さんの利益

持ち家と賃貸の比較

上記の金額差を見ていきたいと思います。

固定資産税や修繕費は同じようにかかるため、それらはここでは割愛します。

(賃貸の方がこまめに修繕すると思うので、修繕費はむしろ賃貸の方が高いかも知れませんが・・・)

5,000万円の家を35年ローンで購入すると言う想定で比較してみます。

まずは金利です。

持ち家の場合は金利0.4%として、月々約12.8万円、年間で約153.6万円、35年で5,376万円です。

賃貸の場合、金利2%として月々約16.6万円、年間で約199.2万円、35年で6,972万円です。

なんと約1,600万円の差です!

個人的にはこの時点で賃貸は無いなと思ってしまいます・・・

次に住宅ローン減税です。

住宅ローン減税は、ローン残高の0.7%が13年間、所得税から控除されると言うものです。

(所得税から控除しきれない場合は翌年の住民税からも控除されます。)

住宅ローン減税を最大限控除された場合、5,000万円×0.7%×13年で、約455万円です。

実際にはローンの支払いをしているので、ローン残高は毎年減っていくため、約400万円とします。

金利分の差と合計して、約2,000万円差です!

さらに大家さんの利益が、例えば物件価格の5%だとしても250万円加わるので、トータルで2,250万円以上の差ができます。

しかも35年経った後は、持ち家はほぼ固定資産税と修繕費だけで住むことができるのに比べ、賃貸はその後も家賃を払い続ける必要があります。

同じところに住む前提であれば、持ち家と賃貸の差は非常に大きなものになります。

持ち家と賃貸の差額

  • 住宅ローン金利:約1,600万円
  • 住宅ローン減税:約400万円
  • 大家さんの利益:約250万円

トータルで約2,250万円

将来引っ越すかも・・・と言う不安に対して

もしかしたら将来引っ越すかもしれない、と言う不安から賃貸を選ぶ方もいますが、個人的にはそれでもやっぱり持ち家の方がコスパがいいと思います。

新築は住んだ瞬間5〜10%値下がりすると言われています。

例えば、5,000万円の家なら250〜500万円です。

かなりの大金ですよね!

でも5年も住めば賃貸と持ち家の差額はかなり小さくなります。

ポイント

賃貸に5年間住んだ場合

  • 199.2万円×5年+更新料16.6万円×2回=1029.2万円

持ち家に5年間住んだ場合

  • 153.6万円×5年-住宅ローン減税約35万円×5年+家の値下がり500万円=1093万円

1093万円-1029.2万円で、その差は63.8万円です。

10年も住めばその差は逆転して、むしろ持ち家の方がかなり安くなります。

ポイント

賃貸に10年間住んだ場合

  • 199.2万円×10年+更新料16.6万円×4回=2058.4万円

持ち家に10年間住んだ場合

  • 153.6万円×10年+-住宅ローン減税35万円×10年+家の値下がり500万円=1686万円

これに加えて毎年家の価値が値下がりするかと思いますが、よほど需要のない土地に住まない限りそこまで大きく値下がりすることはないかと思います。

3〜5年以内に転勤する可能性が高いような人はもちろん賃貸の方がいいと思いますが、「もしかしたら将来転勤があるかもしれないし、ないかもしれない」と言う人は家を買ってしまった方が間違いなくコスパは高いです。

もし転勤になってもそこまで費用は変わらないし、なんなら持ち家の方がお得で、転勤がなくそのまま住み続けることになれば2,250万円以上違ってくるわけですからね!

まとめ

もちろん、飽き性で新しい家に引っ越すのが好きと言う人は買うべきではないですが、コスパで考えれば確実に持ち家の方がお得です。

一生転勤しないとは言わないまでも、短期での転勤の予定はなく、「もしかしたら転勤があるかも」くらいの人も、5〜10年くらいは住む可能性が高い人は購入してしまった方がコスパはいいと思います。

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ジャイ

ITコンサルタント・パパ2年生・34歳。「なるほど!」と思ったことや、「これは知っておいた方がいいかも!」と思ったことなど、人生を今よりもをちょっと良くできる情報を備忘録的に発信していきたいと思います。

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